1954年11月3日。いまだ敗戦のトラウマが色濃く残る日本で、日本映画史に刻まれることとなる一本の作品が公開されました。水爆実験によって太古の眠りから目ざめた巨獣が、破壊をくり返しながら首都・東京に接近してゆく――これが「怪獣映画」の起源となった『ゴジラ』の物語です。この興行的成功を受け次々と怪獣映画を製作した東宝にならって、他の映画会社も数多のユニークな「怪獣」を世に送り出してきました。そうして日本映画において「怪獣映画」は一大ジャンルへと成長を遂げ、世界で人気を博すに至ります。 


 ゴジラの生誕70周年を記念して実施する本特集では、ゴジラをはじめとして、ラドンやガッパ、ガメラや大魔神など、全13作品のプログラムで、「怪獣映画」の70年の歴史を振り返ります。老若男女とわず、怪獣たちの何度とない襲来を大画面で目撃せよ! 





「怪獣映画特集」関連展示

上映する怪獣映画のオリジナルポスター、関連書籍、映画館プログラムなどを展示し、怪獣映画の 70 年の軌跡を辿ります。

9 月 24 日(火)~11 月 2 日(土)| 地上階エントランスホール | 入場無料


● 講演会 「怪獣と戦後ポップカルチャー」 

怪獣映画は戦後のポップカルチャーにどのような影響を与えたか? ファビアン・モーロ(アジア映画専門家)がひも解きます。

10 月 5 日(土)|  無料・予約制


● 関連企画

1954年の初代『ゴジラ』公開から70周年にあたる11月3日(日)の「ゴジラ・デイ」に、シネマテーク・フランセーズにてゴジラ4作品を一挙上映!詳細はこちらから。

11 月 3 日(日)│ シネマテーク・フランセーズ