2018年は日仏友好160年の節目の年です。日本が近代化の扉を開け、欧米に学ぼうと門戸を開いた明治時代が始まって150年目の年でもあります。この日本と欧州の遭遇をきっかけに、欧州にジャポニスムが誕生しました。これを想起し、2016年5月、日仏首脳会談に際し、フランスのオランド大統領に、日仏友好160周年に当たる2018年にパリを中心に大々的に日本の文化を紹介する機会を設けたいとして協力を求め、両国が合意しました。この2018年のフランス・パリを主な舞台とした大型日本文化紹介企画が「ジャポニスム2018」です。2017年5月に就任したマクロン仏大統領の下、2018年に向けて準備が始まっています。

2018年7月から2019年2月の期間中、パリを中心とし、フランス全土で50以上のイベントが実施されます。展覧会は、日本文化の原点とも言うべき縄文、伊藤若冲、琳派から、最新のメディア・アートやアニメ・マンガ・ゲームまで、舞台公演は、歌舞伎、能・狂言、雅楽から、現代演劇、初音ミクまで、さらには食、祭り、禅、武道、茶道、華道ほか、日本人の日常生活に根ざしたいろいろな文化の側面に焦点を当てた交流事業も含め、幅広い範囲の事業を次々に行います。

世界に冠たる歴史と芸術・文化をもち、高度な精神文化を有するフランス人と、長い歴史の中で自然への畏敬や調和の美意識を特色とする独特の文化を育んできた日本人の間で、「ジャポニスム2018」を通じて感性を共鳴させることが期待されています。こうした「魂の響き合い」を通じて、日仏が21世紀の国際社会が直面している新たな課題に対処していくための糸口発見に繋げていくことを目指しています。

「ジャポニスム2018参加企画」

より多くの方々に「ジャポニスム2018」に参加していただく枠組みとして、「ジャポニスム2018参加企画」を用意しています。「ジャポニスム2018」の趣旨にご賛同くださる方々がフランスで企画・実施される日本関連の催しについて、主催者からの申請をジャポニスム事務局が認定することにより「参加企画」と位置づけ、その実施にあたっては、「ジャポニスム2018」のロゴマークをご利用いただくとともに、「ジャポニスム2018」公式ウェブサイト等を通じた広報面での連携を図ります。

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ジャポニスム2018参加企画

ジャポニスム2018WEB上で   (日本語)