国際的に活躍するピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダは大の映画通である。本人のチョイスによるピアノ作品と映画の上映、両方楽しめる格別な夜をどうぞ。
「編集、構図、それらのスムースな組み合わせ方、フェイド・インやフェイド・アウトを通して、映画作品のコンセプトを感じ取るのが好きだ...まるで音楽のように」 

ジャン=マルク・ルイサダ

ジャン=マルク・ルイサダは16歳でパリ国立高等音楽院に入学。その両方の課程でプルミエ・プリをとり、1978年には大学院に進学。
1985年にはワルシャワでのショパン国際ピアノ・コンクールに第5位に入賞、併せて国際批評家賞を受賞した。このワルシャワでの成功が彼を国際的キャリアに導き、世界中で演奏会を行うことになった。

彼はまた大の映画好きで、8000枚のDVDを所有している。小津安二郎、溝口健二、黒澤明、フェリーニ、ファスビンダー、ブレッソンといった巨匠を特に好む。

プログラム
- 413日(水)20時~ 
ブラームス  3つの間奏曲 Op. 117
ドビュッシー 風変わりなラヴィーヌ将軍
ショパン   スケルツォ第2番
ブラームス  間奏曲 Op.118 第六番

ピアニスト本人による「どですかでん」(1971年124分)の紹介、そして上映。

- 415日(金)20時~ 
ドビュッシー  雪の上の足跡
                   沈める寺
シューベルト  ピアノソナタ第15番ハ長調D840(レリーク)

ピアニスト本人による「デルス・ウザーラ」(1975135分)の紹介、そして上映。

416日(土)20時~ 
ハイドン  ソナタ Hob XVI n° 6, Largo
シューマン アラベスク
       ダヴィッド同盟舞曲集

ピアニスト本人による「夢」(1990年119分)の紹介、そして上映。