1956年(大映東京)・70分・35mm・白黒
監督・脚本:清水宏、原作:川口松太郎、撮影:髙橋通夫、美術・舞台設計:仲 美喜雄、音楽:米山正夫、出演:角梨枝子,菅原謙二,藤田佳子,船 越英二,進藤英太郎,浪花千榮子,滝花久子,根上淳,潮 万太郎,三田隆,小原利之,小山内淳,ジョー・オハラ,ペ ギー・葉山

溝口健二に誘われ,大映と専属契約を結んだ清水の 最初の作品。川口松太郎原作の大正時代の人情話 を,戦後の設定にアレンジした喜劇。美人女優として 活躍していた角梨枝子が,浪花千栄子や進藤英太郎 といった芸達者な脇役陣に支えられて,溌剌とした魅 力を発揮している。