ピアノ  南部由貴、石丸友貴、岡安咲耶
ヴァイオリン  渡邊響子

日本を代表する作曲家として、多くのオーケストラ曲の他、「ゴジラ」「ビルマの竪琴」「人間釈迦」をはじめとした映画音楽や舞踊音楽を作曲した伊福部昭。その音楽は少年期に体験したアイヌの歌や踊りをはじめとする伝承世界、さらには各地の様々な民謡の影響も受けた民族主義的な力強さ、稀有、独自の世界観を持っている。

作曲家としてのデヴューは、1935年晩秋、パリで行われた「チェレプニン作曲コンクール」での第一位入賞だった。今回はその受賞80年を祝すとともに、2016年2月は、その没後10年にあたり、これを記念したコンサートを行う。また、コンサートに先立ち、伊福部氏の長女である伊福部玲氏とピアニスト菅野潤氏による対談が行われる。

【曲目:】
ピアノ組曲
日本狂詩曲
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ