<作品概要>
依頼者の家族や恋人などを有料で演じる代行事業、いわゆる「人間レンタル屋」のファミリーロマンス社。日本に実在する同社の業務を、ドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督が映画化。監督自身が日本でカメラを回し、脚本を出演者に開示せず、現地での即興を指示。現実と非現実の間、ドキュメンタリーとフィクションの狭間で、実話を元にした物語は想像を超えた結末に向かっていく。

<ストーリー>
依頼者の家族などのふりをする「人間レンタル業」を行うファミリーロマンス社を経営しながら、自らも現場に出る男『石井裕一』。社会によってハンディを背負っている人達のために、希望する人物になり切り、その役割を代行することで日々誰かを助けていた。そんなある日、石井のもとにある女性から、行方不明になっている娘の父親役を演じてほしいという「レンタル父親」の依頼が入る。娘は父として現れた石井に次第に心を開き始めるが…

監督: ヴェルナー・ヘルツォーク
出演: 石井裕一、まひろ、美貴、邦城龍明
日本公開: 2019 | 本編: 89分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕