<作品概要>
信じることが愛なのか、守ることが罪なのかーいじめで同級生を殺めてしまったにも関わらず罪を問われず放免された少年と、世間にいかに責められようと少年をかばう母親、そして被害者家族の姿を描く。実際に起きた複数の少年事件に着想を得て、構想に8年をかけて作られたサスペンス・ヒューマンドラマ。いじめや加害者家族を追い詰める社会など、現代の問題にタブーを恐れず切り込んだ意欲作。

<ストーリー>
とある地方都市。中学一年生で不良少年グループのリーダー絆星(きら)は、同級生の樹(いつき)を日常的にいじめていた。いじめはエスカレートしていき、絆星は樹を殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、息子の無罪を信じる母親の真理の説得によって否認に転じ、少年審判では無罪に相当する「不処分」となる。絆星の自由と引きかえに、一家はメディアやネット、世間の激しいバッシングに晒され、容赦無く追い込まれていく。

監督: 内藤瑛亮
出演: 上村侑、黒岩よし、名倉雪乃
日本公開: 2020 | 本編: 131分 | ジャンル: サスペンス、ドラマ | 日本語音声・フランス語字幕