作品概要
マスメディアの頂点でジャーナリズムの一翼を担ってきたテレビが、「マスゴミ」と揶揄されるようになって久しい。視聴率競争に明け暮れる中、東海テレビのディレクター、圡方宏史は自社と同僚のテレビマンたちを写すドキュメンタリー・プロジェクトを提案した。東海テレビ放送の社員の日常を撮影し、ニュースルーム、オフィス、セットの裏側にカメラを向けて、同僚のテレビマンたちの衝撃的な姿、疑問や不安、危機を映し出す。自らを裸にしていくかのような企画は取材中の社内にもハレーションを引き起こしていく。

監督: 圡方宏史
出演:
日本公開: 2020 | 本編: 109分 | ジャンル: ドキュメンタリー | 日本語音声・フランス語字幕


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圡方宏史
1976年岐阜県出身。上智大学英文学科卒業、98年東海テレビ入社。制作部で情報番組やバラエティ番組のAD、ディレクターを経験したのち09年に報道部に異動。遊軍としてメイン企画コーナーのVTRを担当する。11年、12年に日本の農業や交通死亡事故をテーマにした啓発キャンペーンCMなどを製作。『ホームレス理事長 退学球児再生計画』(13)でドキュメンタリー映画を初監督。公共キャンペーン・スポット「震災から3年~伝えつづける~」で、第52回ギャラクシー賞CM部門大賞、2014年ACC賞ゴールド賞を受賞。公共キャンペーン・スポット「戦争を、考えつづける。」で2015年ACC賞グランプリ(総務大臣賞)を受賞。2016年、監督第2作となる『ヤクザと憲法』(15)を劇場公開し大きな反響を呼ぶ。