作品概要
”ももへ”とだけ書かれた手紙を遺し、お父さんは天国に旅立ってしまった。

「ほんとうはなんて書きたかったの?」

心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま父を亡くしたももは、その想いを抱えたまま、母いく子と瀬戸内の島に移り住む。慣れない生活に戸惑うももだったが、不思議な妖怪”見守り組”のイワ、カワ、マメと出会う。食いしん坊でわがまま、でも愛嬌たっぷりの彼らには、実は大切な使命があった。

もものために明るく振舞いながら忙しくする母いく子。そんな中、ちょっとのすれ違いからももといく子はケンカをしてしまい、さらにいく子は病に倒れてしまう。母が自分の為に無理をしていたこと、母の想いに気づいたももは、大切な想いを伝える奇跡を起こしていく。

監督: 沖浦啓之
出演: 声の出演: 美山加恋、優香、西田敏行、山寺宏一、チョー
日本公開: 2012 | 本編: 120分 | ジャンル: アニメ | 日本語音声・フランス語字幕音声・フランス語字幕

 



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沖浦啓之
1966年大阪府生まれ。1982年、作画スタジオ 有限会社アニメアールに入社。1984年TVシリーズ「星銃士ビスマルク」で初作画監督。映画『AKIRA』『ピーターパンの冒険』『老人Z』等の原画を勤め、1991年上京。1992年映画『走れメロス』でキャラクターデザイン・作画監督・絵コンテを担当、1995年には映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』でキャラクターデザイン・作画監督を経て初監督となる映画『人狼 JIN-ROH』を2000年に発表。ポルト国際映画祭1999での最優秀アニメーション賞・審査員特別大賞受賞をはじめ、他映画祭でも各賞を受賞。翌年には『COWBOY BEBOP 天国の扉』でオープニングの絵コンテ・演出・原画で参加。2004年に映画『イノセンス』でキャラクターデザイン・作画監督・原画を担当し、その後今作『ももへの手紙』へ着手。監督作品としては2作目となる。