音楽の日、このライヴで夏が始まる!

フランスで1982年から毎年6月21日に開催されてきた音楽の日。無料コンサートで音楽を楽しむ、国を挙げての祭典である。
パリ日本文化会館では、今年は女王蜂をフランスの観客にお届けしたい。

日本のロック界における未確認飛行物体、女王蜂は唯一無二のグループだ。
パンク、グラムロックのタッチ、そして煮えるようなエネルギー。
2010年、フジ・ロック・フェスティバルの観客は彼らにすっかり魅了された。インディーズ出身のこのグループは翌年、Sony Music Associated Recordsと契約する。
楽曲「デスコ」は「モテキ」(今年4月に当館でソロ公演を発表する森山未来が主演した映画)に起用され、注目を浴びた。

女王蜂の世界観は過剰、エキセントリック、そしてあえて不明瞭。ひとつの音楽のジャンルにこだわらず、性別も不明瞭である。
リーダー、アヴちゃんは低い声から高い声へと自由に行き来し、そのスレンダーなシルエットからは想像できない強烈なカリスマ性を発揮する。

この初夏に女王蜂が来仏。パリの気温があがること、間違いなしだ。