縄文時代の美を体現する国宝火焔型土器をはじめとした土器に加え、土偶や装身具など、多くの国宝や重要文化財を含む出土品を一堂に紹介。

 

一万年もの長きにわたって続いた縄文時代。その時代に生きた人々の豊かな感性と、力強い造形美、そして精神文化は、21世紀を生きる私たちにも、深い示唆と刺激を与えてくれます。
1998年、国際交流基金がパリ日本文化会館で開催した「縄文展 (JŌMON: l’art du Japon des origines)」は、日本の芸術に造詣の深いフランス人に新鮮な驚きと共に迎えられ、多くの人々を魅了しました。
今回、20年ぶりに再びパリで開催される本展覧会は、2018年夏、東京国立博物館で開催された特別展「縄文‐一万年の美の鼓動」をパリ向けに再構成するものです。縄文時代の美を体現する国宝火焔型土器をはじめとした土器に加え、土偶や装身具など、国宝や重要文化財を含む出土品を一堂に紹介し、日本美の原点である縄文の美と、それを生み出した縄文人たちの豊かな精神文化の魅力を提示します。