コロナパンデミックによって拡大した社会格差、さらにAI(人工知能)の急速な発達によって、あらゆる人間活動の価値や質が根本から問い質されている現在、写真もその価値や役割を再定義するタイミングに立たされています。 

 

森山大道やサラ・ムーンなど、国際的に活躍する100名の写真家が参加する写真家集団として活動してきたTOKYO-GAは、次なるゴールを写真誕生200周年を迎える2026年に定め、写真の使命を人間と自然との新たな関係構築に寄与する重要な提言手段と位置づけ、『WONDER - Mt. FUJI』プロジェクトを推進しています。 

 

今回の講演会では、第一部では2024年に開催が決定した東京TOP MUSEUMで展示予定の作品を東京画のファウンダー、キュレーターである太田菜穂子がご紹介。第二部では本プロジェクトのフランス出身参加作家、アントワン・ダガタが富士山麓の青木ヶ原で制作した『樹海』をテーマに自身の現場での体験を通してその作品世界を解説します。