1952年、広島。高校教師の北川は、多くの生徒たちがいまだに原爆後遺症に苦しんでいる現実を目の当たりにする。日本教職員組合の発案によって生まれた本作は、当時「反米的」との理由で大手映画会社は配給を拒絶し、十分な評価を得なかった(一部の映像はアラン・レネ監督『二十四時間の情事』にも使用)。戦争の悲劇と非人道性を力強いリアリズムをもって告発する、心を揺さぶる傑作。
> ディミトリ・イアンニ(映画プログラマー/研究者)による上映前作品紹介
監督 関川秀雄│脚本 八木保太郎 │出演 岡田英次、 月丘夢路、山田五十鈴│音楽 伊福部昭
1953│ 104 分 │ モノクロ │ Blu-ray │ 仏字幕付き