パリ日本文化会館と日仏現代音楽協会との共催による、日本の現代作曲家の作品を紹介する演奏会。シリーズの第9回目は、オルレアン国際コンクールで2位入賞を果たし、フランスと日本をまたにかけて活躍中の期待の若手、谷口知聡によるピアノリサイタルです。高橋悠治や権代敦彦を始めとする才能豊かな作曲家達が、社会を大きく揺るがす出来事に触発されて制作した作品にスポットを当てます。混乱の世を生きる我々にとって、人類の未来への示唆に満ち溢れたこれらの作品に触れることは、芸術の在り方や平和の実現について改めて問い直すきっかけとなることでしょう。
【プログラム】
権代敦彦:狂ったように、狂ったように、私も光を求める (2001) 12分
高橋悠治:光州、1980年5月 (1980) 8分
小倉美春:線の残り香 (2022) 8分
公募作品 10分
斎藤拓真:新作 (2026) 8分
権代敦彦:カイロス -その時- (2011) 14分
プロフィール
谷口知聡 : 桐朋学園大学を卒業後奨学助成金を得て渡仏。パリ国立高等音楽院第二課程ピアノ科を修了し同音楽院の第二課程室内楽科及び第三課程現代音楽科に在籍。南仏のラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭やイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレ、ハンブルクのマルタ・アルゲリッチ音楽祭など主要国際音楽祭に招かれ、フランス、イタリア、ドイツ、スイスなどでリサイタルを行い、2023年のラ・フォル・ジュルネ東京では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。2022年第15回オルレアン国際ピアノコンクールで第2位、及び「アンリ・デュティユー レジデンス-ジュヌヴィエーヴ・ジョワ」賞を、また2020年第14回現代音楽演奏コンクール”競楽XIV”では第1位を受賞。