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明治時代の開国に伴う西洋料理の導入まで、日本においては仏教の影響も受け、肉食文化は忌避される風潮があった。このような歴史的背景のもと、肉食の西洋人に対し、日本人は自然と調和し菜食主義であるという一般的な見解もあるが、日本人も肉食を行ってきた歴史があり、動物は日本文化の中で大事な位置を占めている。日本でも狩猟が行われ、動物の飼育がなされ、昔話でも動物が語られている。日本における動物の文化史についてマリー・パルモンティエ(トゥールーズ第二大学准教授)とフランソワ・マセ(イナルコ元教授)が分析する。