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浦島子の話は 、『日本書紀』では史実として、『丹後国風土記』では地方の伝説として、『万葉集』では皮肉まじりのおとぎ話として語られている。『古事記』にも似た神話がある。一つの話が、歴史、伝説、おとぎ話、神話という四つの観点から語られている。フランソワ・マセ氏はこのエピソードを題材にフィクションと歴史の関係について分析する。

澤田直氏は、1963年に始まり61作におよぶNHK 大河ドラマを出発点として、史実との距離の取り方、人間関係や台詞まわし等の演出などを切り口に大河ドラマの分析を行い、フィクションと歴史の関係を考察する。