3月15日(金)、16日(土)の両日、展覧会は特別に11時よりオープンします。閉館時間は通常通り20時です。ご注意ください。

「藤田嗣治:生涯の作品(1886-1968)」展は、明治半ばの日本に生まれ、生涯の半分をフランスで暮らし、晩年フランス国籍を取得し、フランス人として亡くなった画家の、待望久しい回顧展です。
本展では、日本とフランスの美術館のコレクションから厳選された藤田の代表作36点によって、1913年のパリ到着から20年代のパリでの黄金時代を経て、晩年にいたるまでの藤田の画業全体をたどります。なかでも、その三分の一を占める、1930~40年代の中南米旅行や戦時下の日本帰国中に制作された作品は、作戦記録画を含め、ほぼすべてが今回パリでの初公開となります。
5つの章を通して、この画家の60年に及ぶ創作活動のエッセンスを紹介し、新たな視点から藤田の評価を問うものです。

監修:
林 洋子(美術史家、文化庁芸術文化調査官)
ソフィー・クレブス(パリ市立近代美術館チーフキュレーター)

実行委員:
高階秀爾(大原美術館館長)
尾﨑正明(茨城県近代美術館館長)他


■関連事業

○オープニング記念シンポジウム 予約制
1月15日(火)18時より(日仏同時通訳)於 小ホール
登壇者:高階秀爾、尾崎正明、ソフィー・クレブス、林洋子

○映画『FOUJITA』(監督 小栗康平)上映
1月18日 (金) 19時より 於 大ホール
1月19日 (土) ~ 27日(日) 於 映画館 L’Arlequin (76, rue de Rennes パリ市6区)

○本展監修ソフィー・クレブス氏によるギャラリートーク 予約制
2月7日(木) 18時30分より (約1時間)

○講演会『フジタ、古典主義の画家?』 予約制 
2月14日(木) 18時より 於 小ホール
登壇者:ミカエル・リュケン(美術史家、フランス国立東洋言語文化学院〔イナルコ〕教授)

○パリ国際大学都市 日本館に於ける藤田の壁画 (「欧人日本へ到来の図」と「馬の図」) の特別一般公開
2月23日(土) 10時~18時 入場無料
http://maisondujapon.org/foujita.htm
 

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