第18回KINOTAYO映画祭は、ご来場の皆さまへ日本現代映画に特化した新たなエディションをお届けします。なお、この映画祭は日本の映画監督たちが見せる豊かな創造性や大胆さに対し、賞賛と敬意の意も込めて開催されます。

今年は制作から18ヶ月未満の約200作品の中から、映像作品として非常に優れた7本の長編作品を厳選いたしました。これらの作品のテーマは普遍的でありながらフランスと日本に共通する社会問題を主に扱っており、2006年開催以来、この映画祭の本質である両国の特別な文化的対話の継続に貢献することとなるでしょう。


今年の映画祭は例年とは少し違います。
なんと日本を代表する大物俳優の役所広司氏をお迎えし、ご本人ご参加の下、役所氏の俳優人生において象徴的とも言える作品たちの上映を予定!

2023年、第76回カンヌ国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞し国際的に名を広めた役所氏は、今村昌平や黒沢清などの著名な映画監督の作品に出演し、日本でも著名な実力派俳優の一人として知られています。今回上映予定の「役所広司特集作品」では、フランス初公開作品や役所氏の輝かしい演技、そして著名な監督たちとの共演によって彩られた主要作品たちを(再)発見する素晴らしい機会となるでしょう。


選出された作品たちは一つの主題に限られることなく、多様で深いテーマを追及しています。

社会的圧力や戦争の苦しみ、そしてそれらの後遺症を描きつつ、救いとなる友情の力を強調する物語に焦点を当てており、さらに7作品のうちの1つでは国境を越え多くの人々の想像力に影響を与えた文学作品の傑作にも光を当てております。


第18回KINOTAYO映画祭のプログラムは、「第7芸術=映画」への情熱を共有する2つの異なる文化の対話の場を新たにします。

ぜひ本映画祭にて多様で豊富な作品たちを発見し、普遍的かつ今私たちが抱えている人間的・社会的な問題を映し出す力強い物語に引き込まれてください。