昨年のフェスティバル・ドートンヌで大きな話題を呼んだ『弱法師』の劇作家・演出家、市原佐都子。
今年は日本社会における性のタブーや矛盾を大胆かつ繊細に問う新作『KITTY』を上演します。彼女が想像力豊かに描く、白い猫たちが住んでいるパラレルワールド。それは、私たちの現実に不気味なほど類似するものとして突きつけられます。
市原は、人間の態度や身体の生理、それらが引き起こす不安を題材に作品を執筆・演出し、その創作を通して暴力の系譜についての考察を深めてきました。今回の『KITTY』は消費過多、家父長制、資本主義が人々の行動や欲望を方向づける現代社会、その過剰さを提示するものです。性売買、現代における女性の地位、そして肉の消費についてのリサーチをもとに構想された本作。日本語の「かわいい」という言葉のもつ多層性を用い、ユーモアと鋭い感性をもって、動物の扱われ方と女性のモノ化との類似を描きます。
日本、韓国、香港出身の俳優とともに創作された『KITTY』を、今回は日本人キャストで上演します。エネルギッシュかつ風刺的なこの作品は、まるで衝撃波のように、観客に生命とセクシュアリティの在り方を問うこととなるでしょう。
開催日時
● 11月6日(木)‐ 20:00
● 11月7日(金)‐ 20:00 ※公演後に市原佐都子によるアフタートークあり
● 11月8日(土)‐ 15:00
● 11月8日(土)‐ 20:00
関連イベント
● 11月7日(金)‐ 20:00
市原佐都子によるアフタートーク
作・演出:市原佐都子
出演:中西星羅、キキ花香、蛭田絵里香、マツキモエ(はなもとゆか×マツキモエ)
音楽:荒木優光
衣裳:南野詩恵(お寿司)
舞台美術:中村友美
照明:魚森理恵(kehai works)、木内ひとみ
音響:稲荷森健
映像:小西小多郎
舞台監督:播間愛子
技術コーディネーター:小林勇陽
演出部:高木沙羅々、村田瞳子