日本社会における「結婚」は明治時代から現代まで、めまぐるしい変化を遂げてきました。本講演会では、講師に阪井裕一郎(慶應義塾大学准教授)、モデレータにイザベル小沼(フランス国立東洋言語文化学院教授)を迎え、夫婦別姓や同性婚等ますます注目を浴びる「日本社会における結婚」について議論します。明治期以降に日本社会を支配した「家制度」、戦時体制期における結婚をめぐる規範、敗戦から高度経済成長期における企業文化との繋がり、急速に未婚率が上昇し、少子高齢化が社会問題となった90年代以降の結婚、そして、現在の課題と今後の展望について論じます。





講師:阪井 裕一郎



1981年生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。博士(社会学)。
専門は家族社会学。著書に『結婚の社会学』(筑摩書房、2024年)、『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社、2022年)、『仲人の近代——見合い結婚の歴史社会学』(青弓社、2021年)、共著書に『結婚の自由』(白澤社、2022年)、共訳書にエリザベス・ブレイク『最小の結婚』(白澤社、2019年)など。


モデレータ:小沼イザベル



フランス国立東洋言語文化大学(INALCO)教授であり、フランス東アジア研究所(IFRAE)の研究員を務める。
法学・ジェンダー学的観点から、近現代の日本における生殖・移民政策・家族政策を含めた人口政策を専門とし、優生政策に関する著書を出版。