三曲とは、尺八、三弦(または三味線)、箏からなる楽器編成と、その演奏曲目の両方を指します。今回のコンサートでは、山田流と生田流の優れた演奏家7名が、江戸時代(1603~1868年)の古典作品と、チャリック弦楽四重奏団との共演による世界初演作品を演奏します。7名の演奏家のうち、2名は尺八を演奏し、残りの5名は箏または三絃を、時には歌を伴いながら演奏します。


本プログラムでは、江戸時代の重要な古典作品を取り上げ、独奏、二重奏、三重奏、七重奏といった様々な編成で、ヨーロッパではほとんど知られていない日本音楽の真髄をご紹介します。また、生田流と山田流の二大流派が同じ舞台で共演することも、このコンサートの大きな見どころです。


コンサートの最後には、フランスの作曲家ファビアン・ヴァクスマンによる弦楽四重奏、尺八、三絃、そして二面の箏のための新作八重奏曲が世界初演されます。チャリック弦楽四重奏団が日本の音楽家たちと共演します。


日本とフランスの音楽家による、伝統と現代が響き合う稀有な音楽的対話の場となります。






 プログラム 


初音曲 山田検校

御山獅子 菊岡検校

那須野 山田検校

松竹梅 三つ橋勾当


太陽のない海 ファビアン・ワクスマン

《尺八、三味線、箏、十七弦と弦楽四重奏のための》

~村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』へのオマージュ~

 I 世界の終わり

 II 夢読み

 III 歩くまぼろし

 IV 影の呼びかけ

 V どこまでも柔らかな暗闇



 出演 


上原真佐輝(箏)

平田紀子(三絃)

小室旺士(箏・三絃)

日𠮷章吾(箏・三絃)

寺井結子(三絃・十七弦)

黒田鈴尊(尺八)

長谷川将山(尺八)

チャリック四重奏団

板倉康明(指揮)