長崎の街は、その国際的な港としての立場からこれまで外国とつながり、次々と歴史の中心地となってきました。ポルトガルとの交易が盛んに行われ、当時、オランダ・中国の商館が唯一存在し、通詞と呼ばれる通訳・翻訳官が活発に知的活動を展開していました。また、1865年には禁教下で隠れキリシタンであることを大浦天主堂のプチジャン神父に告白するという出来事「信徒発見」が起こり、1945年には原爆が投下された第2の都市として歴史を残します。このように長崎が歴史の舞台の中心だったという事実を紐解くことで、さまざまな時代の中でどのように日本人が生きてきたのかを知ることができるかもしれません。


本講演は、2025年10月30日~11月17日までパリ第5区役所で開催される「平和の芸術」展に合わせて行われます。


講師:

シルヴィ・モリシタ : ストラスブール大学カトリック神学博士号取得、キリシタン史専門家