FICEP(パリ外国文化機関フォーラム)が2003年より主催し、今年で23回目を迎えるフェスティバルJAZZYCOLORS。今年のプログラムには約20カ国のアーティストが集結します。

福岡出身のピアニスト・作曲家である渡辺麻美子は、伝統的なジャズと内なる音楽探求のはざまで、20年以上にわたり独自の道を築いてきました。師の秋吉敏子がかつて行ったように、渡辺もアメリカに渡り名門バークリー音楽大学で学び、太平洋を越えてキャリアをスタートしました。モントルー・ジャズ・フェスティバルのソロコンテストで2度ファイナリストとなり、ニューヨークの現代ジャズシーンで唯一無二のピアニストとして確固たる地位を築いています。サックス奏者ジョー・ロヴァーノや歌手のボビー・マクファーリンとのツアーにも参加しています。

彼女の5枚目のアルバム「Being Guided By The Light」(JOJO RECORDS)は、パンデミック中の孤独の中で生まれ、今回のトリオ公演ではこのアルバムのレパートリーを披露します。繊細なタッチと、ビル・エヴァンスやセロニアス・モンクといったジャズの巨匠たちから受けた影響をもとに、渡辺麻美子は音楽を「心からの対話」、「探求の場」として捉え、「私の音楽的探求は、光を求め続ける旅である」と語ります。

渡辺麻美子トリオによる詩的な旅路を、どうぞお楽しみください。