「人生とは何か。それは誕生と死という二つの日、そしてそれらを結ぶハイフンにほかならないのではないか?」
私たちが食べ物を口に運ぶとき、その味が口の中から消えたと言えるのは、いつの瞬間でしょうか? 夕日が沈んだ後、どのくらい暗くなればその光が完全に消えたと言えるのでしょうか?音はどうでしょう。 音が止んだとき、その最後の振動を私たちの耳はどこまで感じ取ることができるのでしょうか?
何かの始まりはしばしば明確で、その場所を特定できますが、終わりは捉えづらいものです。では、もし終わりが存在しなかったら? もし世界が終わりのない絶対的な連続体にあるとしたら、そして私たちも、これまでずっと存在してきたように、永遠に存在できるとしたら?
この舞台では、料理(シェフ:山口杉朗)、音楽(ピアノ、 キーボード、ターンテーブル:Trami Nguyen、Laurent Durupt(Ensemble Links))、文学(シナリオ:関口涼子)の三つの分野が、味覚・嗅覚・聴覚・語り手の声を通してそれぞれの連続性をいきいきと表現しようと試みます。そこには生きている者の声と、今はどこか別の場所にいるかもしれない者の声が交錯します。
詩の終わりは存在するのでしょうか? 音楽の終わりは? この舞台上でしか生まれ得ない対話の中で、私たちはいくつもの連続性を体験しようと試みます。私たちがずっとここにいられるように。