小笠原流礼法は、室町時代、武家の社会において確立されました。その頃から食事や酒の作法、折形や贈答の心得、冠婚葬祭の心得、和室や洋室での振舞い、訪問やもてなしの心得など、生活に関わるあらゆるジャンルの心得が伝えられています。その根底にあるのは、相手を大切に思うこころ。そのこころをかたちに表したものが作法です。

今回は小笠原流礼法宗家・小笠原敬承斎によって、折形を中心に現代生活に即した礼法を実践を交えてお伝えし、日本伝統文化のこころに触れていただきます。