日本映画史において、アイヌの人びとが描かれた作品はごく一部にとどまります。本特集では、その「一部」から、珠玉の10作品を選出しました。1950年代の巨匠による2本のクラシック作品から、1970年代の姫田忠義による民族学的ドキュメンタリー作品、そして近年につくられたいくつかの作品を通じて、アイヌ民族や文化の表象の変遷を辿るプログラムです。



上映作品: 内田吐夢『森と湖のまつり』(1958)、成瀬巳喜男監督『コタンの口笛』(1959)、姫田忠義 『アイヌの結婚式―北海道平取町二風谷―』(1971)、 『チセ・アカラ~われらいえをつくる』(1974)、『イヨマンテ―熊おくり』(1977)、福永壮志 『アイヌモシㇼ』(2020)、ラウラ・リヴェラーニ / 空音央『アイヌ ネノアン アイヌ』(2021)福永壮志 『アイヌプリ』(2024)


ループ上映作品: 国際交流基金『アイヌ古式舞踊 - よみがえる記憶 -』(2022)、ラウラ・リヴェラーニ『ainupuri』(2023)