会場参加及びYOUTUBEオンライン配信あり
小説『静かな大地』(Atelier Akatombo出版、コリーヌ・カンタン訳)のフランスでの出版を記念し、作家、池澤夏樹氏を迎えます。
『静かな大地』は明治初期、開拓政策のもと北海道に移住することになったある侍の家族三代に渡る物語です。池澤氏は自身の先祖の物語をもとに、アイヌ民族と協力して農場を築いた宗像兄弟の繁栄と衰退を描きました。多くの移民と異なり、先住民であるアイヌの知恵を敬い良好な関係にあった宗像兄弟は、やがて他の開拓者の嫉妬や投資家たちの標的となっていきます——。
対談相手には、同じく小説家・エッセイストで日本に関わる作品も多数出版されているナント大学教授フィリップ・フォレスト氏を迎えます。
開催日時
■ 2025年10月10日(金) 18時30分~
講師紹介
池澤夏樹
1945年生まれ。小説家、エッセイスト、詩人、翻訳家(英語・ギリシャ語)。1987年、小説「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。そのほか谷崎潤一郎賞、毎日出版文化賞等多数の文学賞を受賞。短編、小説、エッセイ等多くの作品がフランス語に訳されている。2021年5月フランス政府より芸術文化勲章オフィシエを叙勲。
フィリップ・フォレスト
1962年生まれ。小説家、エッセイスト。ナント大学教授。美術誌「Art Press」にも寄稿。フランス国内外で数々の文学賞を受賞、15か国以上で翻訳されている。1999年にヴィラ九条山に滞在した後、日本に関する著作も多数発表。小説『さりながら』(ガリマール社出版、2004年Prix Décembre受賞)のほか、大江健三郎や荒木経惟について論じたエッセイ、日本の美術・文学に関する多くの論考(セシル・ドフォー出版から複数巻刊行)がある。彼の著作のうち6作品は日本語に翻訳されている。