ジベルニーの家にあるコレクションから垣間見られるようにクロード・モネは日本への渡航歴はありませんが、浮世絵に魅了されており、ジベルニーの庭と睡蓮の池は日本文化から影響を受けています。あまり知られてはいませんが、モネはジャポニズムに影響を受けた芸術家や日本美術の収集家との交流も多くありました。ジベルニーの「睡蓮の国」によって、フランスと日本の芸術交流の架け橋ともなりました。

マチュー・セゲラ氏は歴史家で『Clémenceau ou la tentation du Japon クレマンソーあるいは日本の誘惑』(CNRS出版、2014年Pavie賞受賞)の著者であり、ルーアンでの『Nao Kaneko : Monet-Clemenceau, l'horizon infini 金子菜生の絵画&モネとクレマンソーの肖像画展』(ノルマンディー印象派フェスティバルの一環)、パリのクレマンソー記念館のコミッショナーでもあります。

講演会関連イベント
2016年5月3日~9月30日 クレマンソー記念館にて«Monet-Clemenceau l'horizon infini»と題して様々なイベントが予定されています。