紫式部「源氏物語」第九帖「葵」
音楽:馬場法子
演出:コッカンポ美枝
衣装 : 山縣良和、竹林秋子

出演
青木涼子
Cyril Hernandez
Linda Edsjö
音楽演奏 : アンサンブル 2e2m (フルート、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ )
指揮:ピエール・ルイエ(2e2m 音楽監督)

フランスの現代音楽アンサンブル2e2mの音楽監督ピエール・ルイエが、作曲家・馬場法子に委嘱した本作。
振付家コッカンポ美枝を演出に迎え、文化交流使として当館で講演会を行ったこともある、能の青木涼子が出演する。
青木涼子の衣装デザインは 、山縣良和が手がける。特殊なコスチュームと様々な所作によって生まれる音の現象により、ここに、全く新しい能オペラが生まれる。

世阿弥が「源氏物語」葵の巻のストーリーに従いながら、生霊となるほどの激情を抱 える六条御息所の内面世界を描き出した「葵上」を元に、作曲者本人がテキストを手がける。
今季は笈田ヨシ監修のWIP「葵上」(6月9 ・10日)とともに、この世界初演に是非立ち会っていただきたい。