発酵で読み解く食文化と味覚

いま日本では「発酵」がブームです。日本人は日本の食文化を支えている「麹菌」を国菌と定めるほどに発酵による風味を大切にしているのですが、それには理由があります。日本人が好む味には日本の風土と食文化の切っても切れない関係があり、そこに味覚の原点があります。今回は日仏両国の味覚の原点を探り、違いを比較しながら、残すべき味とは何か?どうしたら未来の子供たちに大切な食文化を伝えられるか?「味覚の原理」を通してお話しします。

≪内容≫
・日本の麹菌とフランスの乳酸菌
・米文化と乳製品文化
・それぞれの成り立ちの理由
・伝承するべき味(無添加食品の必要性と食育まで)