未生流師範の野田八重乃氏は、この個展のテーマとして「道」を掲げました。詩人・高村光太郎による『道程』は「僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る」という書き出しではじまりますが、この展示もまた、1966年にはじめて未生流の免状を取得して以来、さまざまなスタイルの作品をつくり続けてきた野田氏の道程を辿るものです。

 

 その長いキャリアのなかで、日本国内の活動にとどまらず、パリのUNESCOをはじめ、スイス、スペイン、中国、ドイツなど世界各地で作品を展示してきました。日本いけばな芸術協会(1994年~)、大阪府フラワーアーティスト協会(1991年~)所属。 2021年には未生流家元より総目代を授与。