武者絵展は、東日本大震災の復興支援の一環として日本のアニメーション界で30年以上のキャリアを持つアニメーター・イラストレーターの横田守氏が、福島県相馬地方の相馬野馬追(そうまのまおい)武者祭りの支援を目的に開始された企画です。

日本の重要無形民俗文化財に指定されている相馬野馬追は 、2011年の東日本大震災後に存続が危ぶまれる中、苦難を乗り越えて復活しました。これを受け、同氏が中心となり、プロのマンガ家、イラストレーターやアニメーターの協力を得て、様々な武者の世界を描いた展覧会を2012年から日本各地で継続的に開催し、絵の力を通じて地域の人々を勇気づけてきました。新型コロナウィルス感染拡大以降、武者絵展は中止されていましたが、今回のパリでの展覧会開催を機に、活動再開につなげていきます。今回の展覧会では、武者絵展の過去の展示作品を100点紹介するほか、同氏による「イラストと復興支援」に関する講演会とイラスト教室を開催中に行います。


横田守氏プロフィール

アニメーター・イラストレーターとしてはもちろん、漫画、ゲームなど絵に幅広く関わり、イベントプロデュース等も行う。著名な作品では、Naruto,DEATHNOTE、映画One Piece、等の作画監督を手掛けた。