日本の国民的映画の金字塔

パリ日本文化会館は、2022年「男はつらいよ」の全50作品を上映します。
全作品を上映するのは海外では初めてのことです。

2021年11月20日(土)、そのプレインベントとして「男はつらいよ」(第1作)、及び「男はつらいよ 望郷篇」(第5作)の上映と、クロード・ルブラン氏講演会を開催します。

「男はつらいよ」は1969年に第1作が公開され、以来2019年まで公開されたシリーズ全50作品で、ギネスブックにも載っています。日本で国民的な人気を得たシリーズでありながら、これまでフランスでは配給どころか映画祭などの上映会の機会も殆どありませんでした。日本で誰もが知る本シリーズをパリ日本文化会館は1年かけて連続上映します。大々的に海外で紹介されるのは初めてとなります。

山田洋次監督はフランスでは「幸せの黄色いハンカチ」、「たそがれ清兵衛」 や「小さなおうち」などで知られています。

「男はつらいよ」は、寅さんが巡る、日本各地への旅への招待でもあります。

日本の生活文化や心性、時代変遷をフランスの人々に伝えることに加え、日本ならではの人情やユーモアのあふれる作品たちがコロナウイルスによって不安が拡大する社会を勇気づける一助となることを期待します。

日本の国民的映画の金字塔、寅さんと一緒の1年をお楽しみください。

♦ 15h00~
「男はつらいよ」(第1作/1969年/91分 /仏語字幕付き/4K修復版)

上映後、クロード・ルブラン氏*の講演会を開催します。(フランス語、通訳なし)
(*クロード・ルブラン氏 プロフィール:« Le Japon vu par Yoji Yamada »(「山田洋次が見た日本」)(Ilyfunet 出版)の著者。クーリエ・アンテルナショナル誌編集長、ジュンヌ・アフリック誌編集長などを経て、現在はロピニオン紙のアジア地域担当記者兼ズーム・ジャポン誌の創刊編集長。

♦ 18h00~ 
「男はつらいよ 望郷篇」(第5作/1970年/88分/仏語字幕付き/4K修復版)

 

 


ご参考 : 男はつらいよ 作品紹介(松竹株式会社のウェブサイト)

https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie/