ショートショートの神様”と呼ばれ、日本で広く知られた存在であるSF短編作家・星新一。2017年の時点で著作の販売数が3,200万部を超えた作家でありながら、氏の作品は日本国外、とりわけフランスではほとんど知られていません。20年以上にわたり星新一の作品を熱愛するフランス人翻訳家のフロラン・ゴルジュは、氏の最も有名な作品の一つである『ボッコちゃん』を翻訳しようと決意しました。なぜこの作家に情熱を感じるのか、作家としての独自性、そして今日、フランスの全ての人々に読まれるべき作家だと考える、その理由を語ります。