日本列島各地の伝統工芸は、モノを芸術の域まで高める「ものづくり」の価値観を原点としています。今日でも、伝統工芸品の優美なデザイン、繊細な手作業、そしてその高い完成度は日本人の日常生活を豊かなものにしてくれます。

本展では、日本人の生活に欠かせない三つの要素「衣・食・住」の観点から、職人の手によって現代まで伝えられる技術を昨年にも増した展示内容でご紹介致します。

展示会場の横では、金沢市による金箔貼り、長野県による組子(伝統的な日本家屋内に使われる木の格子)製作を始め、多くの実演が行われ、アトリエでは体験型ワークショップも催されます。

17の地域からやってくる工芸品の数々、そして様々な実演やワークショップを通して披露される職人の熱意・技術を、ぜひ見にいらしてください。