1000年以上の歴史を持つ法隆寺は世界最古の木造建築と言われています。また、数寄屋造りに代表される日本の茶室建築は、茶道の精神を反映しています。このような日本独自の建築はどこから来たのでしょうか?また、その技は匠たちの間でどのように引き継がれてきたのでしょうか?この講演会では、竹中大工道具館の館長補佐である西山マルセーロ氏が、展覧会の内容を紹介しながら、日本の自然環境や日本人の美意識と密接に関連した木造建築の歴史とその文化について深く掘り下げます。