なら国際映画祭が、日本の源流とされる“奈良”を舞台に映画製作したNARAtive作品の中から『祈 -inori-』を特別上映いたします。 


『祈 -inori-』は、第1回なら国際映画祭2010で最優秀賞を受賞したペドロ・ゴンサレス・ルビオ監督(メキシコ)が奈良県十津川村で撮影した作品で、2013年のスイス・ロカルノ国際映画祭の新鋭部門にて最優秀グランプリを受賞しました。上映後にはペドロ監督と、なら国際映画祭エグゼクティブディレクターである河瀨直美によるトークイベントを実施、沖縄伝統芸能の鑑賞をお楽しみいただきます。 



『祈 -inori-』 
監督 :ペドロ・ゴンザレス・ルビオ(メキシコ) 
撮影地 :奈良県十津川村/2012年 
出演 :十津川村のみなさん 


ストーリー : 山深い奈良県・十津川村にある小さな集落、神納川。若者たちは街へ出て行き、かつて賑わいを見せた村はひっそりとし、数少ない村人たちが暮らしている。自然とともに生きる人間本来の営みが受け継がれているその生活は、繰り返される「生命」の循環を直視する。人間の考える”発展”の先に在るものが静かに問われてゆく。 


作品詳細 :https://onl.bz/hqxKxcN 



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ペドロ・ゴンザレス・ルビオ監督 

1976年メキシコ生まれ。ニューデリー在住中の16歳のときにビジュアルアートの世界を志す。メキシコシティでメディアを学んだ後、ロンドンフィルムスクールに入学。2005年、ドキュメンタリー「TORONEGRO」の共同監督を務める。ユカタン半島滞在中に監督として単独デビューを果たした。「ALAMAR」(2009年)が世界各国で15の賞を受賞。メキシコにて劇場公開・DVD販売(2013) 

奈良県主催『南からの風』 3都市 -東京/名古屋/大阪- 巡回上映 

MoMA ニューヨーク近代美術館・河瀨直美回顧展にて上映(アメリカ)


 

河瀨直美 映画作家  

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。 

一貫した「リアリティ」の追求による作品創りはドキュメンタリー、フィクションの域を超え、カンヌ映画祭をはじめ国内外で高い評価を受ける。監督代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』『朝が来る』など。 

総監督を務めた公式映画「東京2020オリンピックSIDE A/SIDE B」は2022年6月に公開され、「SIDE A」が第75回カンヌ映画祭オフィシャルセレクションのクラシック部門(カンヌ・クラシックス)に選出された。 

D J 、執筆、CM演出、プロデューサーなど表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。 

2025年大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー(シニアアドバイザー兼務)やユネスコ親善大使に就任。2022年にはフランス芸術文化勲章オフィシエを仏政府より授与される。プライベートではお米も作る一児の母。 


琉球芸能活動中-リュウカツチュウ構成メンバー :

町田 倫士 琉球箏曲/国指定重要文化財 組踊 地方 

髙井 賢太郎 琉球舞踊/国指定重要文化財 組踊 立方 

棚原 健太 歌三線/国指定重要文化財 組踊 地方