本講演会では、現在文化的にとても強い影響力を持つ日本のヒップホップ、とりわけラップの音楽と文化面の変遷について取り上げます。1980年代、日本のヒップホップムーブメントの始まりとなったこの頃には、アーティストたちは言語の壁に直面していました。 その後1990 年代から現在に至るまでの日本ラップの進化をたどると、さまざまなスタイルやサブジャンル (ギャングスタラップ、ジャズ風、オルタナティブ等) の発展と、日本語使用の増加がみられます。現代日本社会に日本のラップがもたらした影響に焦点をあて、議論を展開します。
2024年6月には、当館でラップコンサートと講演会を予定しています。